JO1 豆原一成とINI 池﨑理人、先輩後輩を超えて高め合う関係性 映画撮影を通じて深めていく友情

 JO1の豆原一成が初主演を務める映画『BADBOYS -THE MOVIE-』が、5月30日に公開される。

 『BADBOYS -THE MOVIE-』は、1988年から1996年まで『ヤングキング』(少年画報社)で連載されていた田中宏による漫画『BADBOYS』の実写映画化作品。豆原は、裕福な家から独り立ちし、暴走族「極楽蝶」八代目トップとなる主人公・桐木司を演じている。

 司が出会う「極楽蝶」のメンバーには、川中陽二役に池﨑理人(INI)、中村寿雄役に山中柔太朗(M!LK)、岩見エイジ役に井上想良が名を連ねた。なかでも豆原と池﨑は、同じLAPONE ENTERTAINMENTに所属する、先輩/後輩の関係性。ふたりは、今回の映画共演をきっかけに、様々なメディアに登場している。そこから見えてきたのは、先輩/後輩の枠を超えた、信頼し合うパートナーのような空気感だった。

 豆原が所属するJO1は、2019年に開催されたサバイバルオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN』によって結成され、2020年にデビュー。対する池﨑が所属するINIは、2021年に開催された同じくサバイバルオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN SEASON2』(ともにTBS系/GYAO!)によって結成され、同年にデビューを果たした。このことから、事務所としては豆原が先輩で池﨑が後輩となるのだが、実年齢では池﨑が1学年上になる(豆原は2002年生まれ、池﨑は2001年生まれ)。そのため豆原に対して、“年下の先輩”という距離感に戸惑いがあったことを多くのインタビューで明かしている(※1)。

 撮影前はあまり交流がなかったという豆原と池﨑。今ではお互いを「理人」「まめちゃん」と呼び合い、タメ口でコミュニケーションをとる関係となったという。距離が縮まったのは、撮影の合間やアクション練習、車移動が一緒だったときの会話がきっかけだったそう。自身を人見知りだと公言する豆原は、雑誌『Duet Luxe』vol.2(集英社)のインタビューでは「(池﨑が)気さくに話しかけてくれて、一気に仲よくなりました」と語っていた。一方の池﨑は、人見知りをしないタイプ。「僕はシンプルにJO1さんがすごく好きだから、どんどんいろんな話を聞きたくて、ぐいぐいいっちゃいました」(※2)との言葉から、池﨑は積極的に話しかけていたことがわかる。高校3年生のとき、自宅で『PRODUCE 101 JAPAN』を観ていたという池﨑。そのオーディションで最終順位で1位となり、JO1のセンターとしてデビューした豆原から、多くのことを吸収しようとしていたのかもしれない。

 撮影現場では、座長を務めた豆原が池﨑を引っ張っていたというエピソードが明かされている。雑誌『日本映画navi』vol.117(産経新聞出版)のインタビューにて池﨑は「演技って難しいなと思いながら『どう思う?』っていろいろ(豆原に)相談していて。2人で一緒にレッスンを受けたりもしたのですが、その時もわからないことはいろいろ聞かせてもらって」と語り、演技経験のある豆原を頼りにしていたことがわかる。豆原は、現場での池﨑を「吸収力がすごかった」と語っていた。今作でほぼ初演技体験だった池﨑は、監督や共演者にたくさん質問をしていたそう。「そこから模索しながら自分なりの陽二を作り上げていくのが現場で見えて、ステキだなと思っていました」「大変な思いもしていたかもしれないけど、それを周りにまったく感じさせずに演じ切っていたので、カッコいいなと思いました」(※3)と、ひたむきに努力をした池﨑へリスペクトの想いを伝えていた。

関連記事

リアルサウンド厳選記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「コラム」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる