『隠し味にはロマンス』ユ・ヨンソクがコ・ミンシの元カレに カン・ハヌルと火花を散らす

『隠し味にはロマンス』 三角関係が始まる

 Netflixで配信中の『隠し味にはロマンス』が日本ランキングでも上位を維持し続けており、世界ランキングでも2位に輝くという圧倒的な人気を誇っている。本作は、レストランを舞台にしたロマンティックコメディで、主演を務めるのは『椿の花咲く頃』のカン・ハヌルと『五月の青春』のコ・ミンシだ。本稿では、第5話と第6話を中心にご紹介したい。(以下、ネタバレを含みます)

隠し味にはロマンス | オフィシャルクリップ映像 | Netflix

 大手食品会社ハンサン理事のハン・ボム(カン・ハヌル)は、財閥御曹司として、兄ソヌ(ペ・ナラ)と後継者を巡り争いを繰り広げていた。そんなある日、ボムはソヌの策略でハンサンが経営する一流レストラン「モットー」から解任されてしまう。さらに、ボムは、車や会社のカードも取り上げられて貧乏暮らしを余儀なくされる。失業者向けの宿に滞在するボムは、食堂を営むシェフ、モ・ヨンジュ(コ・ミンシ)のレシピを奪おうと近付くも彼女に恋をしてしまう。

 ボムとヨンジュは、キスの最中に従業員のミョンスク(キム・シンロク)と、店を手伝うクッパ店の後継者チュンスン(ユ・スビン)に見られてしまい、慌てて離れる。動揺したヨンジュに頭突きをされたボムは、鼻血を出してしまう。カン・ハヌルがキスのあとに鼻血を出すという、何ともコミカルな幕開けだ。財閥御曹司役とはいえ、カン・ハヌルが“御曹司”らしさを見せる場面はほんの一瞬で、コメディタッチが続く前半部分ではその軽妙なノリが面白い。財閥御曹司によるサクセスストーリーではなく、彼が貧乏に転落し、気の強い役が似合うコ・ミンシに振り回されながらも惹かれていく展開は、今風の“自立した女性像”を描く韓ドラらしさが光る。

 キスは「過ち」だと言うヨンジュに、酔ったボムは「君とくっつきたいんだ!」と叫んでしまう。そんなボムにヨンジュは、「厨房は恋愛の場じゃない」と返すも、ボムは「つきあうかどうか、デートして決めればいい」とデートを提案する。

 一方、ヨンジュが営む食堂「ジョンジェ」では、第4話で登場したキッチンカーでの料理を食べたカップルが、両家の顔合わせを店でしたいと予約をして帰る。韓国料理しか食べない花婿の父と、韓国料理が苦手な花嫁の母、さらに両家とも国際結婚が気に入らない状態だった。ヨンジュは、予約を断ろうとするも、ボムに説き伏せられて両家のためのメニューを考えることになる。

コ・ミンシ×カン・ハヌルが早くもキス 『隠し味にはロマンス』に漂う三角関係の予感

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 ボムは、「ジョンジェ」の制服を作り、ヨンジュ、ミョンスク、チュンスンの4人はチームジョンジェとしての絆が深めていく。ここで場面が変わり、三ツ星レストランのヘッドシェフとして、ユ・ヨンソクが登場! カメオ出演のような登場シーンの少ない出演ではなく、主演級俳優が主役ではない物語の重要人物を演じる「特別出演」としての登場で、なんと二番手男子を演じるというのだから実に贅沢だ。ユ・ヨンソクの存在感が加わったことで、ドラマ全体の密度がグッと増したように感じられ、嬉しくなる。

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