『鬼滅の刃』時透無一郎が“ぶかぶかの服”を着る理由は? 霞柱&恋柱の意外な小ネタ

TVアニメ『鬼滅の刃』の特別編集版を1週間ごとに上映する『鬼滅シアター -「鬼滅の刃」特別編集版 劇場上映-』が、全国の映画館で実施されている。6月6日から12日までは「刀鍛冶の里 敵襲編」、6月13日から19日までは「刀鍛冶の里 繋いだ絆編」が上映される予定だ。
「刀鍛冶の里編」は霞柱・時透無一郎と恋柱・甘露寺蜜璃の活躍が見られるエピソードとなっているので、今回はこの2人の柱に注目。それぞれの意外に知られていない設定上の小ネタを紹介していきたい。
天才的な剣術と紙飛行機の腕前……霞柱・時透無一郎
無一郎は修行を始めてから2カ月で柱になった天才剣士。炭治郎より1歳年下の14歳で、柱のなかでは最年少だ。そして現在の柱のなかでもっともはやく“痣”を出した人物でもある。
無一郎が使う「霞の呼吸」は、敵を翻弄するために高速移動を駆使するのが特徴で、アニメでは白い霞に包まれながら姿を消しては現れる描写により、その独特の剣技が表現されていた。
高度な戦闘センスは、意外なところにも見て取れる。無一郎は手足が隠れてしまうほど大きな隊服を着ているのだが、『鬼滅の刃公式ファンブック 鬼殺隊見聞録』によると、これは意図的なものらしい。身体のラインを敵から隠すことで、間合いや自分が次に起こそうとしている動作を分かりにくくしているというのだ。
『鬼滅の刃』“無一郎スマイル”の破壊力 炭治郎が提案した“紙飛行機対決”にほっこり
TVアニメ『鬼滅の刃』柱稽古編第4話「笑顔になれる」では、柱のひとりである時透無一郎の稽古の回となった。 前回の時点でうすう…
また無一郎は、折り紙を趣味としており、とくに飛距離が長い紙飛行機を作れるという特技がある。原作ではほとんどお披露目する機会がなかったこの設定だが、アニメ版「柱稽古編」ではハートフルなアニオリエピソードへと昇華されていた。
そのシーンが描かれるのは、第4話。無一郎のもとにやってきた炭治郎は、当たりが強い態度のせいで他の隊士たちが委縮させられていることを心配する。そこで「紙飛行機の飛ばし合い競争」を提案し、もし自分が勝ったらほかの隊士たちへのあたりをやさしくするようにとお願いする。
しかし無一郎は、「僕には勝てないよ」と自信満々に断言。実際にその紙飛行機は見事な性能で、炭治郎はまったく歯が立たなかった。そこでほかの隊士たちが勝負に参戦してくることで、無一郎とのあいだにあったギスギスした空気が薄れていくのだった。