遠野ひかるは意外と少食!? イメージと同じところ・違う部分を三川華月&古賀葵と語り合う

『mono』三川華月×古賀葵×遠野ひかるが語る

 「シネフォト部」に所属する女子高生たちを描くTVアニメ『mono』が、4月12日より放送開始となった。メインキャラクターのうち、「女子高生組」を演じる三川華月(雨宮さつき役)、古賀葵(霧島アン役)、遠野ひかる(敷島桜子役)にインタビューを行い、「理想の週末の過ごし方」や「3人でやりたいこと」を含め、さまざまな方向から話を聞いた。キャスト3人の関係性から紡がれる『mono』の新たな魅力に迫る。【インタビューの最後には、サイン入りチェキプレゼント企画あり】

『mono』はアフレコ現場にも“らしい”空気感が流れていた

(左から)遠野ひかる、三川華月、古賀葵

ーーまずは『mono』という作品について、第一印象をお伺いしたいです。

三川華月(以下、三川):『mono』は、みんなが行きたい場所に行ってわいわい楽しんでいる、すごく平和でほのぼのした作品だなぁというのが第一印象でした。私は山梨県にそこまで詳しくなかったので、魅力的な場所がたくさんあるんだなということを知った作品でもありました。

古賀葵(以下、古賀):すごく心穏やかに読める、ほっこりした作品ですよね。心が安らぐというか、辛いことがあった時に読むと心が軽くなります。作中で描かれる場所が実在する場所なのもあって、空が広い感じとか、車に乗ってみんなで旅行したり遊びに行ったりしているところを見ると、地元にいたころを思い出して懐かしいな、という気持ちになるんですよ。私もそんなに山梨に詳しくはないんですが、いろんなものがあって、実際に行ってみたいなと感じられる作品でした。

遠野ひかる(以下、遠野):私も癒される、あったかい気持ちにさせてくれるお話だな、というのが第一印象でした。それでいてキャラの個性が豊かで、みんなの掛け合いをずっと見守っていたくなるような楽しさがあるなと思っています。メインキャラが「カメラ」という共通のアイテムを通じてつながっていて、撮影でいろんなところに連れて行ってくれるワクワク感も詰まっていますよね。週末を楽しみにさせてくれるお話がいっぱいあるので、日々頑張っている方が肩の力を抜いて楽しめる作品として、皆さんの心に寄り添ってくれるんじゃないかなというふうに感じます。

三川華月

ーー『mono』はどんな人に観てほしいですか?

三川:さつきちゃん目線からいうと、自分が夢中になれるものをまだ見つけられてない人です! 

遠野:そもそも、観ていただきたくない方はいないです!

古賀:それはそう! みんなそれぞれ刺さり方が違うと思います。ほっこりしたいとか、安心感が欲しいとか、整いたいとか、逆にわくわくしたいとか楽しみたいという方でも包み込んでくれるというか、『mono』はそれぞれのひとの好みに合わせてくれるような柔らかさを持っていると思うので、たくさんの方に観てほしいと思います。

ーー収録のときに楽しかった思い出があったら教えてください。

古賀:楽しくないときはないというくらい楽しかったです!(笑)アフレコテストをやったあと、音響チームのみなさんがディスカッションをされていて、その間にみんなで話す時間がたくさんあったので、結構収録の始めの方から話していたと思います。人数の多い収録って何個かグループに分かれて話していることが多いんですけど、『mono』だとみんなで話していることが多くて、そのままアフレコに臨めるのがとてもありがたかったです。お芝居をしている最中でも、例えばアンちゃんだったら1人で突っ走っていくシーンがあるんですけど、それをみんなに見守っていただけてたりだとか、さつきちゃんだったら景色とか新しいものに出会った時の感動を素直に伝えてくれるからそれに共感したりだとか、『mono』という作品と似た空気感がアフレコ現場にもあったなとすごく感じています。

古賀葵

三川:アフレコのときも休憩のときも全部通して『mono』という感じがして、楽しかったなという思い出です。私はアフレコしているときに、他の方を横目で見ちゃう癖というか、見たいなっていう気持ちがあるんですけど、演じながら見ていると、だんだんみんながキャラクターと一体化していく感じがあって。だから、掛け合いもすごくやりやすかったです。休憩中のおしゃべりの流れのまま本番に行くこともあったんですけど、そういう雰囲気がそのまま作品の世界に生かせる現場ってあんまりないんじゃないかなと思います。

ーー演じているキャラクターと似ている部分があると感じますか?

遠野:みんな似ているところとそうじゃないところがあると思います。例えばアンちゃんは決めたことに向けて突っ走っていく女の子ですけど、あおこちゃん(注:古賀)も同じなんですよ。お芝居で「ここだ!」ってなったときの爆発力がすごいというか。そこがアンちゃんにそっくりでピッタリだなって思います。みんなでどこかにお出かけしたときのテンションの上がりかたというか、初速が一緒(笑)。逆にアンちゃんは『mono』のなかだと貴重なツッコミ枠というか、意外と常識人なところがあるんですけど、あおこちゃんはどっちかというとツッコミではないです(笑)。

古賀:そうかもね(笑)。ツッコミではないかも。

遠野:ツッコみたくなるものをいっぱい持ってるんですよ。あおこちゃんの狙ってないところで楽しませてくれるのがかわいくて、大好きです(笑)。そんな感じで似ているところもあるし、ちょっと違うなって思うところもあります。

古賀:とーちゃん(注:遠野ひかる)からは、桜子ちゃんの持ってるトリッキーさを感じます。面白い言葉を生み出すのに長けているというか。クセになる言葉を入れてくるから、それが楽しいんですよ。「次、何言ってくれるのかな?」みたいなワクワク感があります。かと思いきやすごいしっかりした一面も併せ持っているのも、桜子ちゃんに近いかもしれませんね。雰囲気がすごいフワフワしてるのに実際はしっかりしてるところというか。とーちゃん、逆にお腹の容量は一番ないかも(笑)。フードファイトでは一番弱いんですよ。

遠野:そうだね。ちゃんとお腹いっぱいになって「もう無理かも……」ってよく言う(笑)。

ーー遠野さんは食いしん坊なキャラを担当されているイメージがあったので、意外です。

遠野:そうですよね。桜子ちゃんもその中に入ると思うんですけど、桜子ちゃんの胃のキャパには誰も届かないです(笑)。それだけでお仕事できるくらい桜子ちゃんは食べるので……。私は平均よりちょっと食べないくらいです。

遠野ひかる

古賀:あと桜子ちゃんはそんなに喜怒哀楽が顔の表情に出ないですけど、とーちゃんは結構顔に出ます。嬉しい時は「嬉しい!」って顔してる(笑)。さつきちゃんは、彼女自身が他のキャラと比べたら「これがさつきちゃんです!」っていう要素が少なめなので難しい気がしますね。でも華月ちゃんが持つまっすぐさというか、安心感があって温かい空気を作ってくれるところは、すごい似てるなって思います。さつきちゃんもすごく純粋で、ふんわりとしているんだけど中心にいて、みんなついていくみたいな感じがあると思うんですよね。『mono』は最終話までアフレコが終わってるんですけど、最終話のアフレコの時に華月ちゃんが一人ひとりにお手紙を書いてきてくれたんです。スタッフさんたちからお花とかいただいたりすることはあるんですけど、それを自発的にやってるのがすごいなと思って。さつきちゃんは感動を素直に伝えてくれるっていうお話をさっきしましたけど、華月ちゃんもそれと同じで、我々への愛情をちゃんと表現してくれるところがとても嬉しかったです。

三川:よかった!(低い声で笑う)

遠野:笑い声が低いよ!

三川:(笑)。これはさつきちゃんと違うところで、収録でも苦戦しました。演技でも油断しているとすぐに声が低くなっちゃうから、さつきちゃんと全然違うのは笑い方ですかね(笑)。あとさつきちゃんよりは胃のキャパあるかも!

遠野:確かにこの3人の中だと一番食べられるし、食べるの早いかも。一緒に食べ始めたはずなのに、隣見たらもう全部なくなってたりする(笑)。

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